昔話に見る境界線争い

2008.10.08 Wed

昨日の「舌切り雀」に続いて、今日は「花咲爺」である。
私の妄想癖から起こる勝手な解釈なので、無いとは思うが真面目な反論や質問はヒラにご容赦下され。

「花咲爺」の粗筋:
あるところに正直な爺と婆が住んでいた。二人は白い犬を大層可愛がっていた。
ある時、白犬は山奥へ爺を連れて行き「ココ掘れわんわん」と鳴いた。そこを掘ると金銀財宝が沢山出てきた。
それを聞いた隣の欲深爺さんは無理矢理白犬を引っ張って行き掘る場所を聞き出そうとした。苦しくてキャンキャン鳴いたところを掘ってみたら泥やゴミが沢山出てきた。怒った隣の爺さんは犬を殺してしまった。〜中略〜
爺は臼(犬の墓の木で作った)を燃やして出来た灰をまき枯れ木に花を咲かせた。通りかかった殿様がそれを見て褒美を授けた。隣の爺が真似をしたが、花は咲かず殿様怒って牢屋に入れた。

激烈!隣との境界線争い

★珍説・うばゆり版 「花咲爺」★

ある所に隣りと境界線争いを何十年もしている爺さんが住んでいた。その境界線上には鉱山があったので、どちらも譲歩は出来なかったのである。

爺さんの家には犬飼という鉱山技師が居候していた。
ある時、犬飼は爺さんを山に案内し「新しい鉱脈が見つかった」と言った。そこを掘ってみたら言葉通り金が沢山出てきた。

それを聞いた隣の爺さんは羨ましくて仕方がなかった。ある時、闇に紛れて犬飼を拉致し、山に引きずっていった。
鉱脈の場所を吐かせようと散々痛めつけたら、余りの苦しさに「ヒャ〜」と叫んでバッタリ倒れた。
「ヒヤー」と言ったからココだ!と掘ったけれど、出てきたのは石ころと泥だけだった。

怒った隣の爺さん一派は犬飼を殺し、遺体を放置した。

拉致並びに殺人であるが証拠は見つからなかった。泣く泣く爺さん達は犬飼を葬り墓を建て、そこに木を植えた。  〜中略〜

隣の、力で押し通そうとする境界線争いに業を煮やした爺さんは殿様に実地検分に出向くよう願い出た。

勿論酒や肴や特別なみやげの用意も万端調えた上だ。
爺さんは余興に「枯れ木に花を咲かせましょう」と言って、木の上から美しい紙に小判を包み込んだおひねりをバラバラとまいた。殿様のお付き女中達は大喜びで拾い、座は多いに盛り上がった。

隣の爺さんも早速真似をしたが、小判の用意がなかったので小石を包んでまいた。殿様やお女中に石が当たり、皆カンカンに怒った。

後日出た境界線争いの裁定は勿論金を包んだ爺さんの勝ちであった。
その上隣の爺さんは牢屋に繋がれ所領は没収になった。

ごく僅かな投資で莫大な資産を手に入れた上に邪魔者も追い払ったわけである。めでたしめでたし。

教訓:力でごり押しをするよりも知恵と金を働かせた方が良い結果が出る。金をばらまくと効果絶大だが、今は収賄容疑でお縄になるから注意をすること。
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昔話に見る 妻の怒り

2008.10.07 Tue

昨日は童謡ネタだったが、今日は昔話ネタでいきたい。

日本には沢山の昔話があり、各地方で話の内容も少し異なるようだが、どの話にも底には実際にあった事件や庶民の願望が隠されていると聞いたことがある。

「かぐや姫」は娘を使って出世した藤原氏の話であるとはよく言われている。
「一寸法師」は力も財もない地方の弱い人間(身の丈1寸)が都に上り出世し大きな力を持った話
「桃太郎」は税や賦役を科せられ苦しんでいた弱い庶民が、権力者にクーデターを起こした話

と、ま〜この様に読み取れるわけだ。
いつ、どこで、誰が、と特定できないように「昔々」、「あるところに」「爺さんと婆さん」と言ったのだろう。
なぜ「オジサンとオバサン」と言わなかったのだろう?
それは、もう血の気のない老人の方が昔々と同じように生々しさを消し架空の話に出来るからだと、私しゃ思うのだが如何かな?
と言うことは私も血の気がない干からびた仲間かい? 昔話は昔々のこと。今の我々60代はまだまだ若いのだ!エイ・エイ・オー

さて、今日の書きたいことは「すずめのお宿」だ

雀→すずめ→鈴女 その実態はホステスだ〜

絵を見たら、私がどう解釈したかバレバレだね。

「雀のお宿」の粗筋を書くと:
爺さんが雀を大層可愛がっていた。
爺さんの留守中に雀が婆さんのノリをなめてしまった。
怒った婆さんは雀の舌を切り追い出した。
爺さんはそれを知ると、雀を探しに出かけ、やっとのことで雀のお宿にたどり着く。酒や料理でもてなしを受け、帰りにみやげを貰った。みやげのつづらは大小あったが爺さんは小さい方を選んだ。

この話の雀を「若い鈴女(スズメ)」と置き換えて読んで見なされ、この話の実像が見えてくるよ。

そうこれは 中年主婦の 身勝手・浮気亭主への怒りの話なのである。

爺さんは年も考えず、若い鈴女を大層可愛がっていた。
鈴女は働きもせず、口ばかり上手く爺さんに甘言を言うので、あの舌を切ってしまいたいと思う程婆さんは怒っていた。そこで婆さんは爺さんの留守中に鈴女を追い出したのである。
爺さんは、それを知ると前後の見境もなく若い鈴女の姿を追って家を飛び出した。
やっとのことで「鈴女の宿」を探し当てると、大歓迎を受けた。
「ま〜パパさん お久〜 ビールそれともお酒?」てな事になり 日夜乱痴気騒ぎの大散財だ。
鈴女は「このカモ 逃すものか」と、
「さみしいわ〜又来てね!ハイおみや!」と粗品を2つ出した。爺さん格好を付けて
「小さい方で良いよ」なんて言って、ふらりふらりと帰ってきた。

さて、実直な婆さんは虫が治まらない。こんな小さな粗品で1ヶ月分以上の生活費をふんだくるなんて。
そこで婆さんは「鈴女の宿」に乗り込むわけさ。そして粗品でも良いからデカイ方をよこせ、と持ち帰ったんだわ。
開けてみると中からロクでもないゴミのような品々が出てきたんだとさ。めでたし、めでたし、、

さて 一番賢く、めでたい思いをしたのは誰でしょう。

若い鈴女だね。商売上手な若い娘にかかったら婆さんだって形無しよ。爺さんは「オレはもてた!」なんて今も鼻の下を長くしているのだろうね。

エエッ こんな うがった見方をするのは私だけ!やっぱり我が父の姿を見ていたからかね〜
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うばゆり

Author:うばゆり
長野県で山里生活を楽しんでいます。花、山菜採り、流木や石拾い、手芸 ウロウロ散歩で大忙しの毎日です。
スモーク (同居犬) 自分が犬であることを自覚していない、体が馬鹿デカイ事を自覚していない、そんな犬です。そこから起こるトラブルがブログに登場します。
山人氏 (同居人)戸籍上は夫と言うが定かではありません。名前の通り「山の人」で自宅にいるよりも山の中にいることが多い。従って登場場面は犬以下です。
その他、猿、熊、カモシカ、鳥、虫などが活躍します。

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